昨年の暮れに、「なんか書いてみない?」といわれて、調子にのって書いた文章が『日本画像学会誌 270号』に掲載されました。なんかね、こんなところに自分の文章が載るとは、お釈迦様でも、いや観音様でもご存知なかったでしょうが、とにかくは喜ばしい限りです。
「VRのことでも」という話もあったのですが、この方面は食傷ぎみということもあって、最近関心のある「肖像」の話にしたかったのです。が、あれこれ頭を悩ませたにものの、どうやら力及ばす。すったもんだ半年悩みに悩んで、「写真は夢を写すか?」というタイトルで「写真」の戦後史的な内容になりました。まとめにも書きましたが、本当に写真のよき時代に立ち会わせていただいた世代だったのだと思います。そして、今の激動の時代に、ちゃんと「写真をめぐる日本人の自画像」について整理したいんですけれどねぇ。できるかなぁ。
登録して講読番号を取得すれば、JSTAGEで読めるみたいです。