今年4月に突然、「日本カメラ休刊」をfacebook経由で知りました。1992年に始めさせていただいた連載「写真マニアの密かな愉しみ」から、2005年の「二刀流読本」まで13年間(1995年と2000年は休みで、実質11年。通算132カ月)の連載、ムック、別冊、いろいろな特集記事などを含め、本当に長いあいだお世話になった写真雑誌の終わりであって、思うところは多岐にわたります。

とはいえ、連載が終わってから少しして仕事のお誘いもなくなっていましたし、この数年徐々に冊子が薄くなり、カメラ業界全般も低迷していることは知っていましたから、とうとうこの日が来たか、想像していたよりも数年速かったなぁ、とまあ、比較的冷淡なとらえかたをしたことは事実です。

そうはいっても、私はこれからも「写真」のまわりをうろちょろしていくことでしょうから、これから先を読むためにも今までのことをちゃんと整理していおいた方がよいよなぁ、とは思い続けていたのです。実は私、3月に還暦を迎えましたので、それを機に前々から始めようと思っていました。が、ずるずる2カ月延びておりまして、この日本カメラの休刊をきっかけに、いよいよ「後が無い」なぁ、と覚悟を決めたしだいです。本当に、記憶はどんどん薄れていますから、今しかない、のは確かです。

ちなみに、日本カメラ社は会社も清算するということで、古くからの慣習とはいえ「休刊」もないだろうと調べてみましたら、こういうことらしいです。「実際には廃刊であっても、復刊を目指して、あるいは読者や関係各所に匂わせて、休刊と公称するケースが多い。雑誌の場合、廃刊すると雑誌コードを返上しなければならないが、再取得は困難なため、復刊の目処の有無にかかわらず休刊と公称するのが通例。だが、休刊した雑誌が復刊するよりも、その雑誌コードで別の雑誌が創刊される場合がほとんどである。 (wiki)

復刊の可能性はあるやいなや。

歴代の写真雑誌

ここで、1961年生まれの私が同時代として見てきた雑誌を一通り整理してみます。誰かこういう資料をつくってくれている方がいるかと思って調べてみたら、ぜんぜん見当たらず、結構こまごま調べました。ケアレスミスの多い私ですから、間違いがあったらお教えください。デジタルカメラマガジンは、電子書籍版だけになっているのですね。紙媒体はいつなくなったのでしょう?

表は、創刊年順に並べています。

いやあ、思い出は人それぞれ、いろいろでしょうね。きっと。
正直いうと、写真雑誌を穴があくほど見て、読んでいたのは、学生~会社員の時代、アマチュアとしてカメラを手にしていたころだけかもしれません。写真学校てはなんとなく雑誌を見下すような風潮があり、写真の仕事をするようになると興味のある記事しか読みません。「日本カメラ」と「CAPA」は、旧い著者としてでしょうか、ずっと毎月送ってくださってたので、ざっと斜めに見るくらい。なので、ここ15年くらいは、ほとんど事情がわかっていないのでした。

コマーシャルフォト、CAPA、フォトテクニックも健在なのは喜ばしいことですが、5年先、10年先を想像できるかというと、言葉を失いそうです。ま、今現在が、そのくらい大きな変化の波の渦中にあるのだということでしょう。というよりも、こうしてみると常に大波にまみれ続けているとも言えなくはありません。ただ、戦後間もない1950年ころまでに創刊されたアサヒカメラ、日本カメラ、カメラ毎日、写真工業が全滅したことは、確かな区切りとなることでしょう。

そうしてこの大波は、まぎれもなく自分自身をものみこむわけですから、そうそう安穏としているわけにもいきません。

さあ、どうやっていきましょうかねぇ。

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