昨年あたりから徐々に受験の電子申請が増え、証明写真もデジタルデータでお求めの方が多くなりました。インターネット出願サービス「miraicompass(ミライコンパス)」や「UCARO(ウカロ)」に登録して申請したり、学校ごとに異なるプリントやデータの指定にあたふたされる方も少なくありません。

画像データは、jpg (ジェーペグ)かpng(ピング)で、何KB(キロバイト)以上、何MB(メガバイト)以下やら、何ピクセル×何ピクセルやら、パソコンが苦手な方にはもうチンプンカンプンでしょう。また、現在通っている学校や塾で撮影された受験写真の写りが良くなかったり、写真の中の顏の大きさがまちまちだったり、と不満・不安を抱えてご来店するお客様もけっこういらっしゃいます。

なので、受験写真のあれこれをQ&A形式でまとめます。基本的に写真道場としての見解ですが、まあ、的外れではないはずです。ご参考にしていただければ幸いです。

なお、こまごましたことを調べて自分で考えて決めるのが面倒な方は、何も考えずに写真道場にお越しください。ぜったい満足でき、受験生の自信にもつながり、それぞれの学校の指定を守った受験写真を撮影し、仕上げていますので。

Q.キレイな写真だと受かる確率が増えますか?

A.増えません。

容姿や写真の善し悪しで、合否が決まることはあってはなりません。なので、証明写真BOXで撮影した写真でも、本人が満足しているのなら、それでOK。

そうはいっても、自分自身が満足できないヘン顔の写真を使うと、なんとなくモチベーションがあがらない、ということはあると思います。こうした意味では、満足できるキレイな写真の方が受かる確率が増えるでしょう。

Q.そもそも、受験写真はなんのためにあるのですか?

A.替え玉受験を防止するためと、「常識外れ」でないことを確認するためです。

笑顔の写真が使えるようになったらいいですね

他の証明写真と同様に、本人確認をするのが主たる目的です。試験の時にメガネをかけるなら、メガネをかけた写真にした方が確認が楽です。写真上で修整をしすぎていると「??」と思われるかもしれませんが、それでも結果的に本人だとわかればOKでしょう。が、現場ですったもんだすることはストレスになりますよね。

横向きだったり、髪の毛で顏がよくわからなかったり、大笑いしていたりなど、常識外れの写真だと、この人は学校生活をちゃんと送れるかな? と思われるはずです。ただ、それがいい意味で「個性的」と思われるならよいのですが。

ちなみに写真道場では、笑顔の写真を含め、真面目な表情や微笑みなど、いろいろな表情の写真を撮影して選んでいただいていますが、だいたい「やや微笑み」か、「真面目」が選ばれます。左の笑顔のような写真を受験に使っても差し支えないとは思うのですが・・・。ただ、こうした笑顔の写真は学生証に使ったり、その時々の記念としてプリントされる方が多いです。「証明写真だって、その時々のポートレート」なのですから、大切に残しておいていただきたいな、と思っています。

Q.写真のサイズなどの指定は、どこで調べたらいいですか?

A.お手数ですが、学校ごとに違いますので応募要項をお調べください。

全国で統一して欲しいと思うのですが、その学校ごとのカラーがあり、それに従う生徒・学生を選ぶのが入試ですから、仕方ないのかもしれません。インターネット出願のmiraicompassの場合は、こんな具合に出ています。ちなみに、一般的な履歴書は3×4センチです。


Q.制服でないといけませんか?

A.入学後に学生証に使うため「私服」を指定する学校が増えました。

特に今年、高校、大学用の受験写真で増えました。前の学校の制服の写真は使えませんよね。



Q.白黒写真はダメですか?

A.ダメではないですが、わざわざ白黒にする必要はないかと思います。

10年くらい前、就職用写真で白黒を希望する人が多かったことがあります。就職コンサルタントみたいな人が、「履歴書をコピーして複数の人が見るので、白黒コピーがキレイになる白黒写真がいい」という都市伝説を広めたのが原因です。「バカバカしいったら、ありゃしない」のですが、不安な方には白黒で作りました。

Q.身体を斜に構えた写真でも問題ありませんか?

A.顏が正面向きであれば、問題ありません。

顏も身体も正面向きにすると、「真面目な」印象になります。身体を斜に構えると、ちょっとだけポートレートっぽく見え、見栄えが良いものです。手間隙を惜しまない写真館だと、斜に構えて撮ることが多いと思います。写真道場は、正面、左右振りといろいろ撮影して、一番いいのを選んでいただいています。

Q.jpgやjpeg、png って何ですか?

A.デジタル画像のファイル形式です。

jpgとjpegは同じ形式で、ジェーペグと読みます。普通のデジタルカメラ、スマホで撮影した画像はこの形式になっています。pngはピングと読み、デジタル画像(jpg)をメールで送ると、この形式に自動的に変換されることがあります。ファイル名の最後についた、これら形式名の部分(拡張子といいます)を書き替えるだけで変換できたりします。

Q.100KBから5MBという指定がありますが・・・。

A.ファイルサイズ(重さ)のことで、画像データのプロパティで確認できます。

プロパティでファイルサイズがわかります。

KBはキロバイト、MBはメガバイトと読み、1000KB=1MBを意味しています。これはデジタルデータのファイルサイズ(重さ)を現したものです。画素数(解像度)が大きいと、この値も大きくなります。スマホで撮影した画像データだと、1~3MB程度。デジタルカメラだと、5MBを超えることがあります。

サイズが大きいと、一般的には画質がよいわけですが、データが重すぎると通信に時間がかかり、データを保存するハードウェア的な負担も重くなります。逆に、サイズが小さすぎると、画素数が不足していたりして、細部が見えない画像である可能性が高くなります。つまり、大きすぎず、小さすぎず、ほどほどにしてくださいね。といった程度の指定です。


Q.450×600ピクセルという指定は何ですか?

A.画素数の指定です。

何KBや何MBはファイルサイズ(重さ)ですが、こちらは画素数(解像度)の指定になります。ピクセルは「画素」の意味です。一般に証明写真は縦長ですから、この場合、縦に600画素、横に450画素で、600×450=27万 画素の画像データ、ということになります。

例えば、1200万画素のスマホやデジタルカメラだと、4000×3000ピクセル(画素)ですので、申請用写真はたいへん小さな画像データでよいのです。

450×600ピクセルの実物大表示。150KB
100×133ピクセルの実物大表示。23KB
100×133ピクセルを拡大して、450×600ピクセルにしたもの。100KB。ファイルサイズはOKですが、ボケボケなのでアウト!


Q.カメラがわかる親が撮ってもいいですか?

A.理想です。

親御さんが撮影した写真で「合格!」になると、親御さんの自尊心も満足できますし、理想だと思います。お子さんと親御さんの間で、写真を撮る/撮られる関係がよければ、絶対オススメ。

しかしながら、お子さんが幼い場合、片親だけで撮影するとなると、ご機嫌を撮りつつちゃんとした写真を撮るのは難しいかもしれません。撮る人と、ご機嫌を撮る人の二人がいると楽でしょう。今日はダメでも、明日もできますし。

問題は思春期の場合。例えば、ちょいと反抗期的な中学生・高校生を両親が撮影するのは、子にとってはかなりキツイと思います。親御さんが思っているよりも、子は「大人」になろうとしているのですから。一人でスタジオで撮影させれば、ちゃんと撮られるし、自分の意見も言えます(ほんと、よくしゃべってくれるのですよ!)。子にしてみれば親のお節介が嫌! でも自分に優しくしてくれる頼りがいのある親に、それは嫌だと言わないだけ。親御さんも、自分の思春期を思い返してみればわかるんじゃないでしょうか?

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です