18年前、七五三で撮影した写真です。七五三といえば着物を着て撮るように思われるでしょうが、このように洋装や普段着で撮られる方も少なくありません。

ジャイアンツファンだった満4歳(かぞえ年で5歳)の彼は、ジャイアンツのユニフォームを真似たパジャマで撮影しました。当時はまだフィルム撮影で、6×8㎝サイズのフォーマットのGX680でカラーフィルムを6本、モノクロはハッセルブラッド(6×6)で1本撮影したと記録にあります。60+12で全72カット。デジタル時代の今では普通ですが、フィルムですからかなりの枚数です。カラー写真には、普段着の家族写真もあり、彼一人の写真もあり、いろいろなバリエーションで撮影しています。プラスチック製のおもちゃのバットでスイング姿も撮影しました。カメラ側からボールを投げるフリをすると、それに合わせてスイングしてくれたり・・楽しかったなぁ。

このカットは、モノクロフィルムで撮影した中の1枚。撮影した翌年に、ドイテクニカルフォトの技術者のための写真展が開催された折、そのサンプルとしてプリントしていただいたものです。全紙バライタ紙のプリントをアルミ板で裏打ちした、今では考えられない贅沢品。

そして、16年・・・。昨年、21歳になった彼が成人記念の写真を撮りにご来店。なんかもう、見違えちゃって。

で、七五三当時に使ったのと全く同じ背景で、同じポーズをとって、昔の写真と共に撮影したのがこれ。

なんかね。後から考えると本当にあっと言う間。はたと気づいたから、みんな大きくなっているのです。もちろんその分、我々は老いていくのだけれど、なんだかうれしいな。

 

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