というわけで、タイトルは「写真学校の話」にしようかと思ったのですが、ここだけ取り出すのも違和感があって、「写真を学ぶ」にしました。今でも、首都圏と大阪あたりには、「写真を学ぶ」学校がいくつかあって、昔からあるところも、なくなったところも、新しくできたところもあります。最近は好くなくなりましたが、カルチャーセンター的なところで写真を学ぶ、ということもありました。前者は若い人たち、後者はリタイアした人たち、という大まかな棲み分けがありましたが、前者にも年配の方々が入学するケースが稀にありました。
当時23歳の私は年配ではありませんでしたが、3年制の昼の学生は高校を卒業したばかりの子たちがほとんどでしたし、2年制の夜の学生にも高卒の子が半数くらいいたでしょう。一度大学を卒業してから写真を学びにきた人、仕事をしながら写真の世界を目指している人、子育てを終えた主婦、リタイアしてから本格的に写真を学ぼうとしていた方など、実に多様な顔ぶれで、今でいうダイバーシティの先駆けのような赴きでした。
当時は、写真の人気はそれほどでもなく、全学年を通して定員の半分程度じゃなかったかと思います。私が入った夜も、定員は40人くらいでしたが、実質20人以下でした。その中で女性は3人くらい。まだまだ、写真は男の文化であった時代です。
というわけで、以下、とりあえず備忘として、書きたい項目を羅列しておきます。
土田さん、重森さん、大西さん、春日さん、鈴木さん、谷口さん、金子さん、伊奈さん・・・
写真美術館と写真ギャラリー(ツァイト、PGI、MIN)、万博
太陽からFOCUSまで
自主運営ギャラリー
写真雑誌
写真論とニューアカデミズム、伊藤さん、大島さんの「写真装置」・・・
暗室とCAPA
スタジオ、物撮り
講義内容いろいろ
ニコンとデジタル
こうして一覧にしてみると、多種多様な広がりがありすぎて、さて、どうから手を付けたらよいのやら・・・。