日本最大級の大きく真っ赤な鳥居、境内に稲荷神の使いである狐の像が108体あることでも知られる京浜伏見稲荷神社。こちらで、お宮参りや七五三のお参りをしたり、ご祈祷を行う方は多いです。写真道場でお宮参りの撮影をなさるお客さんの約半数は、こちらをご利用なさっています。

とりわけこうした神事を初めて行う方向けに、どんなことを行うのか、どうしたらよいか? を簡単に紹介します。

高さ約14m、幅約16mの大鳥居が目印です。
入り口正面にある説明
大鳥居の両端にある狐像(石像御神使/高さ約4.5m)を除き、境内に108体の狐像があります。
参拝の作法
初代宮司、冨澤冠受大人之命(とみざわかんじゅうしのみこと)の像です。
いつもは撮影不可です。

前知識

京浜伏見稲荷は、現在の宮司の祖父である冨澤冠受大人之命とみざわかんじゅうしのみことが1951年に創建しました。

高さ約14mの真っ赤な大鳥居だけでなく、本殿の中にある御神鏡おかがみは高さ約4.5mあり、共に日本最大級。御神鏡大きすぎて本殿の入り口から出すことすらできないのだそうです。というのも、まず御神鏡を建造してから本殿を建てたから。何でも大きいことが好きだったという、先々代のこだわりの成果だそうです。

どの神社も同じですが、この御神鏡こそが神様が宿られる“依代よりしろ”で、神様の存在と威厳を示しています。神社における神様は、具体的な姿・形がなく、岩や木、机や本など、あらゆるモノにりつくと考えられていることを理解することが重要です。つまり、御神鏡に写る全てが神様であり、その前にいる自分自身が神様に向かい合うことができるわけです。

五成大明神(五柱の神)がまつられ、商売繁盛、家族の安全、医療、交通安全、地鎮、学業、芸能、出世などに御利益があるそうです。

待合所。ここで準備できます。
ご祈祷の様子。指示に従います。御神鏡の前で宮司が祝詞をあげています。
冨澤宮司。たいへんに気さくで話しやすいですよ。

お参りとご祈祷について

お宮参りも七五三も、お参り自体は、境内で御参拝作法に従って行います。これ自体は無料で、拝館時間内(朝6~夕5時)であればいつでもできます。

これと違い、宮司にご祈祷をお願いする場合は、できるだけ事前に予約が欲しいとのこと。宮司が出払っている場合には対応できないためです。

ご祈祷料は、基本的に5000円。人数がとても多くなる場合や、家庭内の諸事情など、特殊な事情がある場合には相談にのってくれます。

大鳥居正面建物の左側に、「祈祷の待合所」があります。こちらで着物を整えたりして準備します。受け付けの手続きは、本殿左側に御朱印帳などを販売している受け付けで行います。準備ができたら呼ばれますので、本殿に行き、指示に従ってご祈祷を受けます。

祈祷の時間は、撮影も可能、フラッシュを使っても差し支えありませんが、御神鏡を真正面から撮影するのはご遠慮くださいとのことです。せっかくの記念ですので、プロのカメラマンを同席して撮影してもらうことも可能です(写真道場でスタジオ撮影される方は、対応いたしますのでご相談ください)。この場合は、できればご予約時にその旨を知らせておいてください、とのことです。

一通りのご祈祷が終わったら、宮司自ら記念写真を撮影してくれたり、さまざまな質問にも気さくに答えてくれます。

 

 

ご相談とご予約は、京浜伏見稲荷神社

044-411-4110(代表)

まで。