未来への手紙

未来への手紙
1)日本カメラ休刊の知らせから 今年2021年3月、めでたく還暦を迎えました。60歳。どこかの国では人生100年時代というけれど、平均的・現実的、さらには自分の親の背中を見ながら考えるにつけ、元気でいられるのはこれから長くて20年と見積もるのが妥当、と考えるのです。これより長かったら、それこそめでたしめでたし(本当にそうなんだろうか?)。短かかったら(よきころあいでなければ?)・・という迷いは常につきまといます。 このまま成り行きで生きても20年。夢を追いかけても20年。昇っても堕ちても20年。どのように生きたところで、後から考えるとまさに刹那の20年、になるはずです。 いやしかし、20年先のことなどまるで考えずに、「ボーッ」と生きてきた60年ではありました。40年前に一度目の就職をしたのですが、後先を考えず3年後に辞職。20年前...
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1)日本カメラ休刊の知らせから

今年4月に突然、「日本カメラ休刊」をfacebook経由で知りました。1992年に始めさせていただいたた連載「写真マニアの密かな愉しみ」から、2005年の「二刀流読本」まで13年間(1995年と2000年は休みで、実質11年。通算132カ月)の連載、ムック、別冊、いろいろな特集記事などを含め、本当に長いあいだお世話になった写真雑誌の終わりであって、思うところは多岐にわたります。 とはいえ、連載が終わってから少しして仕事のお誘いもなくなっていましたし、この数年徐々に冊子が薄くなり、カメラ業界全般も低迷していることは知っていましたから、とうとうこの日が来たか、想像していたよりも数年速かったなぁ、とまあ、比較的冷淡なとらえかたをしたことは事実です。 そうはいっても、私はこれからも「写真」のまわりをうろちょろしていくことでしょうから、これから先を読むためにも今までのことをちゃんと整理して...
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名探偵ポラロ(1996年頃)

ベネッセ・コーポレーションから『GOODY』というアウトドア雑誌が出版されたのが1996年5月。この創刊以前から懇意にさせていただいていた編集者から声がかかり、「なんか面白いことしたいよねー」と、アウトドアを散策しながら見つけたものをポラロイドで撮影し、それに俳句を添えて掲載することに。 何を勘違いしたものだろうか? 連載タイトルは考えに考えぬいて、「名探偵ポラロ」に。 今見返すとなんとも恥ずかしい限りなのですが、これも我が歴史ということでどうかご容赦願いたし。
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ニューカレドニア&バヌアツ(1989年)

1989年は平成元年。この年の11月にダイヤモンド社からでた『地球の歩き方 ニューカレドニア・バヌアツ』の取材のため、夏の1カ月間は現地を旅しておりました。当時のニューカレドニアといえば「天国にいちばん近い島」で知られる新婚旅行のメッカ。政府観光局のバックアップもあり、たいへんに優雅な取材旅行を堪能させていただいたのは、いい思い出です。 ここに掲載するのは、取材を兼ねながら撮影した写真(35ミリスライド)が相当数あり、この一部をポラロイド タイプ59(4×5サイズ)で再撮影して、マーメイド紙に転写したものです。天国にいちばん近い島でも、新婚旅行のメッカでもない、不思議な場所に見えます。
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秋葉原ラプソディ(2002年)

秋葉原が未だ「電気街」で、歩行者天国もあった時代。中東方面から出稼ぎに着ていた人々も多かったと記憶していますが、いま一つ思い出せない。これらの写真がなかったら、記憶の淵に沈んでいたかもしれません。 翔泳社から秋葉原をテーマにしたムックが出版されるということで、依頼されて撮影したのでした。本はどこかにあるはずなので、出てきたらタイトルなどを記したいと思います。4×5カメラは、カンボWIDEだったか。フジのクイックロード(Quick Load)が登場してしばらくしたころで、確かコダックが後発で出したレディロード(READYLOAD)を使ったのだと思います。それぞれのフィルムの右端にフィルムホルダの枠が見えないのがその証拠。 しかし、記憶が怪しくて困ったものです。
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泣き顔展(2003年)

有楽町ドイフォトギャラリー。写真道場10年目。ドイフォトの那須川さんから、ここで写真展やらない? と声をかけられて、急遽企画を考えて撮影~展示までこぎ着けたのです。 写真館で撮影する写真は、基本、笑顔か真面目顔で、子供が泣きだしたりしたらさあたいへん。どうにかこうにかあやして、それでも駄目ならおやつ作戦。それでも駄目ならとにかく時間を掛けて泣き止むのを待つ。それでもダメなら、撮影を延期しましょうか・・となるわけで、泣き顔は基本的に撮りません。 なので、「泣き顔」。誰もやらないだろう企画ということで、お客さんらに声をかけ、泣いてくれる子供たち、大人たちに参加していただいて撮影しました。思った以上に、お母さんたちが協力的でしてね。 「子供の写真は沢山撮ったけれど、子育て中に泣かれるとそれをあやすのに一生懸命になって、写真を撮ってなかったわー。泣き顔もかわいいのよね...
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