2021年でNo.51。1970年の創刊。
つい先日、照明機材を扱っている会社から「写真・映像 用品年鑑」が届きまして、その薄さがさらに薄くなってきたことに改めて愕然としました。ちょっと慣れっこになっていることもあるにはあるのですが。
1990年初頭だったか、「写真映像用品ショー」と「IPPF(国際プロ・フォト・フェア)」を見に行って面白い用品をチェックしてCAPAに特集記事を書いていました。目的別・面白さ別に用品を100前後選び、ちょっとふざけた視点で仕分けをして、解説もできるだけクスッと笑えるような文章にしたのです。8ページくらいはあった特集で、そこそこ読者受けも良くて、4〜5年続いたように思います。記事はどこかにあるはずなので出てきたら掲載しましょう。
ところで、当時の「写真映像用品ショー」のカタログは厚さが2センチくらいはあったはずです。こちらはちょっとアマチュア向け。浜松町だか大手町あたりの大きな施設で開催していたような気がするのですが、定かではありません。
「IPPF」のカタログは厚さ1センチ弱くらいで、こちらは完全にプロ向け。だいたい光沢のある真っ黒を貴重とした表紙で、用品ショーのアマチュア向けをあらわにしたような表紙とは一線を画していました。展示会は池袋サンシャインの2フロアを使い、全国からプロカメラマンが集結するような盛大なイベント。常に新しい機材(自分には買えないくらい高い)をまとめてみることができ、こう機材を使えるようなプロになりたいなぁ、と心を踊らせていたものです。
今はどちらの展示会もなくなり、用品ショーの名残的な「CP+ 」、新しく写真館業界の機材・用品ショーとして登場した「PHOTO NEXT」が開催されていますが、天候やコロナのせいで中止になったりするだけでなく、規模が徐々に縮小されているのは、たいへんに寂しいことです。
以下、wikiから転載。
歴史
- 1960年 – 第1回日本カメラショー開催
- 1966年 – 第1回ラボ用機材展示会開催(後にラボシステムショーに名称変更)
- 1970年 – 第1回フォトアクセサリーショー開催(後に写真映像用品ショーに名称変更)
- 1972年 – 第1回国際プロ・フォト・フェア開催
- 1995年 – 日本カメラショーと写真映像用品ショーを併合し、フォトフェスタジャパン’95を開催(1997年以降フォトエキスポに名称変更)
- 2005年 – フォトエキスポ、ラボシステムショー、国際プロ・フォト・フェアを併合し、フォトイメージングエキスポ2005を開催
- 2009年 – この年のフォトイメージングエキスポ閉幕直後にカメラ映像機器工業会が主催を離脱すると発表。フォトイメージングエキスポ事務局が解散。
- 2010年
- 3月 – CP+をパシフィコ横浜で開催。
- 6月 – PHOTO NEXT 2010を東京ビッグサイトで開催。
・・・・
1995年には、どのイベントも縮小気味となっていて、なので「併合」。「windows95」の年ですよ。
あと、こんな記事も。
「統合から5年,フォトイメージングエキスポが空中分解」2009年4月1日。
「写真映像用品ショー」は、日本写真映像用品工業会主催で、「IPPF」は日本工業新聞社主催。両方に出店している会社の方から聞いた話では、両方一緒に開催してくれた方がいいんだけどねぇ。どうやら、これらが仲良くないって話なんだよ。というようなウワサ話を聞いたことがありました。なので、上のような記事を読むと、ああ、本当にそうだったのだ、と思うくらい。
というよりも、この写真道場は1993年設立ですから、それからしばらくしたころには自前のカメラ機材は一通り揃ってきていたということもあるでしょう。用品・機材にはあまり関心がなくなっていったはずです。いいのが見つかって欲しくならないよう、目を向けなかった、というのもあります。
あと、デジタル化。
私のカメラのデジタル化は、大変遅く、2001年から始まったニコンのWEBサイトの連載「デジタルカメラ入門(1)」で初めてCOOL PIX990を使わせていただいたのが初めて。2003年の「デジタルカメラ入門(2)」ではCOOL PIX880を、2005年の「デジタル一眼レフ入門」でデジタル一眼レフD50を使いました。確か2003 年ころには、D100を購入しているはずですが、連載用のカメラはニコンが買ってくれました。変な書き方ですが、ヨドバシカメラなどで購入した金額を原稿料に付加してくれたのです。カメラの著者に差し上げるというのが経理処理上できなかったみたい。
だから本当のことをいうと、これらの記事は、デジタルカメラに詳しかったから著者になれたのではありません。もともとフィルムカメラのWEB用の記事を書いていて、これが読みやすいと評判だったらしく、ならデジタルも久門にやらせようという次第。ワープロとFAXで原稿のやりとりをし、フィルムで撮影したものをニコン側でスキャンしていたのですよ。パソコンを買ったのは1998年ころ。秋葉原でたまたま親指シフトキーボードのパソコンを扱っている店に出会えたから買ったのです。
話を戻して、つまるところデジタルカメラ・デジタル写真の知識は、このニコンの記事を書くなかで勉強していった付け焼き刃だったのです。
ともあれ、デジタル化は遅かったといっても2000年以降、徐々にデジタルカメラを使うようになり、2006年に写真道場を改装した時に暗室を無くしデジタルプリンターの部屋として、完全にデジタルに移行しました。この頃になると、フィルムカメラおよび、フィルターやアクセサリー類なども、ほとんど使わなくなってきました。デジタル化によって、必要なカメラ用品は完全に変わってしまいましたものね。
2010年頃になると、中国・韓国メーカーの品質もどんどん向上し、日本のメーカーが徐々に敗北していったような時代にも重なります。一眼レフなどのカメラは、それでも日本製がはるかに勝っていたし、いまでもそうでしょう。しかし、実をいうと、それこそが仇となって、スマホに完敗・・・ということになったのかもしれません。
このままじゃあ、先はないよなぁ・・・だから今こそ、虚心坦懐に「写真」と私たちの関係を見直すべき時期なんだろうなぁ、と思う次第。
でも、何をどうやったらいいのかわからない、のが悲しいところ。



