かつて「伴侶」というと配偶者を指すことが多かったですね。
人生の伴侶、とか。
男性優位の時代には夫に従う妻を指していたが、男女平等の現在では夫も妻もどちらについても使うようになった、とも。

ペット、つまり愛玩動物というのも、最近は使い方が難しくなりました。
かわいいと思える間だけはかわいがって、飽きたらポイと捨ててしまうようなニュアンスが裏に見え隠れします。

環境省あたりでは「家庭動物」という言い方が使われているそうで、今、いつも一緒にいる動物は「家族の一員」という受け止め方が一般的でしょう。

もう一歩進んで、「伴侶動物≒コンパニオンアニマル」という言い方も増えているようです。
かわいがるだけの対象ではなくて、共に人生を歩む動物。
伴侶は人だけにあらず。

社会学者の山田昌弘さんが最近の学生に聞いた話。
「親戚のおじさんおばさんやじいさんばあさんに何かあった時に身銭を切ることには抵抗があるけれど、いつも一緒のペットのためなら相応の金額を出すことに躊躇はない」という人が少なくないのだとか。
私はもう若くはないけれど、この気持ちはわかります。