コニカが運営していたアマチュア写真クラブの会報『Photo Konica』の初めての連載。1997年。秋山亮二さんのお引き立てでした。写真のノウハウ、といえば一般的にはカメラの使い方から入るものが多いのですが、カメラメーカーというよりもフィルムメーカーとしてしられるコニカでしたので、フィルムからみた写真講座、を企画したのです。基本のキから始め、リバーサルフィルム、ネガフィルム、モノクロフィルム&印画紙・・・、11回にはセピア調の使い切りカメラという今ではほとんど忘れられたフィルムも登場します。12回は、中判・大判フィルムまで一通りのフィルムを解説しています。
連載がしばらく続いたころ、コニカの新入社員などの研修に使われ始めたという話を耳にして、ずいぶん気をよくしたものです。デジタル全盛の今、改めてフィルムカメラを始める方がすくなくないと聞きます。そんな方々にはぜひ目を通していただきたい、と思います。お役に立てるはずです。

 

1写真フィルムの使い方 基礎編
2写真フィルムの選び方
3力ラーリバーサルフィルムを使う Ⅰ-露出をあらためて考える
4力ラーリバーサルフィルムを使う Ⅱ-光を考える
5力ラーリバーサルフィルムを使う Ⅲ-現像とプリント
6力ラーリバーサルフィルムを使う Ⅳ-「色」を考える
7カラーネガフィルムを使う Ⅰ-撮影とプリントの露出
8カラーネガフィルムを使う Ⅱ-カラープリントの色を考える
9モノクロフィルムを使う Ⅰ-色フィルターの効果と赤外フィルム
10モノクロフィルムを使う Ⅱ-プリントとフィルム現像
11ネガフィルムを使いこなす 写真表現の多様性を考え
12中判・大判フィルムを使う