1991年のCAPA。私、30歳。

当時、池袋サンシャインでIPPF(インターナショナル・プロフェッショナル・フォト・フェア)、新橋貿易センタービル(かな?)で写真・映像用品ショーが毎年開催されていました。顧客層的に前者はプロ向け、後者はアマチュア向けというような分け方ですが、主催団体が違っていたのです。仲がよくなくても、お互いに棲み分けして、それなりに繁盛できていた時代です。

と、今のCP+と、どうしても比較してしまうのです。歳をとるとはこういうことか。

カメラの歴史もそれなりに歴史を刻みますが、その周辺のアクセサリーもまた、カメラとフィルムに歩調を合わせながら浮き沈みがありました。それでも、カンブリア期の摩訶不思議な生物よろしく、ありとあらゆる冒険がなされた「夢」のような時代でした。

最初は、CAPAの編集長の企画だったと思います。私が仕切り役で、岩月、外久保、吉村と分担して、取材、原稿、写真を仕上げたのです。「面白ければいいので、あることないこと書いていいから・・」的な。ま、業者の建前もありますから、そこはそれなりにハメは外さない「大人」であったのは幸い。しかし、ゲラゲラ笑いながらできた、面白い仕事でした。

そして、31年経った今。カメラの歴史以上に、写真の歴史がわかるいい資料になっているのではないかな、と自画自賛しています。この企画は、5年くらい続いたので、追って、公開いたしましょう。

こちらの記事も参照して頂ければ幸いです。24)用品ショー、IPPF、CP+、PHOTONEXTなど

 

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